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中国の偉人・書籍にある名言

諸葛亮略伝

士の相ひ知るは、温にして華を増さず、寒にして葉を改めず、四時を貫いて衰えず、夷険を歴てますます固し。

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諸葛亮
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論交友

勢利の交は、以て遠きを経るに難し。
士の相ひ知るは、温にして華を増さず、寒にして葉を改めず、四時を貫いて衰えず、夷険いけんますます固し。

権勢利得の交友は、共に歩むに足らず。
本物の士の相許するは、温かくなったからといって繁多になることもなく、寒いからといって変節することもなく、どんなときも一貫して衰えることなく、久しくあって一層堅固になるのである。

孔子曰く、
晏平仲、善く人と交わる、久しくしてこれを敬す、と。
権勢利欲の交わりは、権勢利欲と共に去る。
士は己に如かざる者を友とせず、心から敬するに足る人物を以て友となす。
故に順境逆境いずれにおいても切磋琢磨し、久しくしてますます固し。

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語句解説

諸葛亮(しょかつりょう)
諸葛亮。三国時代の蜀の丞相。字は孔明。劉備に三顧の礼によって迎えられ天下三分の計を達成するも五丈原に志半ばで病死。清廉にして公正、人々は畏れながらも敬慕し、その統治を懐かしんだという。
夷険(いけん)
順境と逆境。治乱。


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