思索
本当の覇気
本当の覇気というものは、真実の存在に触れ得たときに、撥乱する魂の姿をいう。
どうでもいいことにいかにも力溢れるかのようなものは、真実の意味での覇気とは言えない。
外見はいかにも起きていて、その実、魂がちっとも起きていない者がいる。
反対に形骸は眠っているようでいて、奥底には力みなぎる魂を抱く者もいる。
真に心奮わせる存在に出会ったときに、素直に自分の心を感じとれる人間にならなくてはいけない。
その感性を磨いておくことが、人の成長にとって重要なことである。
真の感激性を感じる魂を失わぬこと。
本物に出会ったときに、それをしっかりと掴み、そこにがむしゃらに向かう強さをもっていること。
出会うまでは常に想い、常に悩んで生きればよい。
出会ったならば、ひたすらそこに邁進し、自らを尽くせばいい。
その姿にこそ、人としての素晴らしさがある。
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