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補記

濁は濁にして濁ならず

深く蔵して虚の如く、容貌は愚の如し。
些事には拙にして真の部分において巧なれば、くらきにあって明となる。
陰陽、明暗、有無、いずれも相違うものには非ず。
表裏一体にしてふたつながらこれを得。
清濁もまた同じ。
清白を濁れる中の一条の光と為す、さすれば屈して以て伸長を得。
濁の中に清白を失わず、内部に清白を得れば、外部の濁は濁にして濁ならず。
高きにありて世を失わず、ひくきにありて貴に至るの道なり。

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