閑話集
補記
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- 王道の始めと第一義
- 生きるに第一は衣食住であり、死に第一は祭祀することである。衣食住…
- 万事の一に帰する所以
- 精神を放溺して安んざるは、全てを兼ね入る度量無くして何事にも甚求…
- 辞は情を越えず、情は義を越えず
- 人情を巡らすは寛容であり、真に酌量すべきを知るは明察である。しか…
- 罪有るを失せざる者
- 「遠きを能くす」は罪を生じさせぬように礼節を知らしめることをいい…
- 豫の字と誠
- 「豫」は多く「あらかじめ」の意にとる。ただ、全ては「誠」の一字に…
- 新たなる生命の発現
- 本当の歴史というものは決して批判的行き方では触れることはできない…
- 主一の一とは天理なり
- 王陽明は云う、主一の一とは天理なり、と。されば「窮理の専一なる処…
- 涵養を専らとする者と識見を専らとする者
- 涵養を専らとする者は自分を以てすべてを見る。識見を専らとする者は…
- 無中に有を生ずる工夫
- 一以てこれを貫く。論語の言葉であるが、これに通ずるものであろう。…
- 人材登用の第一義
- ここに登場する孟公綽の例えは分かりにくいかもしれない。これは論語…
- 善悪に偏らざる
- ここにおける知は、自らにあらざる一切のもののことであろう。物理的…
- 自己驚嘆の一服の良薬
- “自己驚嘆の一服の良薬”、これが重要なことである。人は自己の偉大さ…
- 善く運命に従う者
- 運ばれてくるのか運んでくるのか。運命を他に任せるのか、自ら動かし…
- 自己意志と信仰と己自身の心と無
- ヒルティは自己の意志を棄てない信仰は何等の価値がないという。自己…
- 本当の所有
- そのあるがままの立場において己を尽す。ここで重要なのはその立場に…
- 日々新たなる人生
- 世には天命というものがある。所謂、如何ともしがたい命である。これ…
- 往くべき場所
- 現世への自らの想いと決別して、その心の欲する義へと逝く。妻子への…
- 自覚の有無
- 形あるものは壊れ、生あるものは死ぬ。これは如何ともし難い天命であ…
- 為すと為さざる
- 古代エジプトにおいてバーとカーが存在するように、古代中国では鬼神…
- 解脱の大海
- 解脱の大海とは、その境遇が逆に己を解脱へと導くものとなることをい…