閑話集
補記
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- 知識技芸と学問
- 大学に曰く、小人閑居して不善を為す、至らざるところなし、と。伸吟…
- 馬鹿につける薬はない
- 権力に溺れる趙高ちょうこうは愚かである。飾り者に過ぎず、享楽に耽…
- 語るに足る者、図るに足る者
- 語を伝えるを喜ぶ者は浅陋せんろうである。表面ばかりでいたずらに自…
- 富みて金銭を用いる者
- 才人は才能の有る者。政治を担うには才が要る故に、才人を述べる。た…
- あるが故にあるもの
- 情の動きによって人は惑い、その正を失う。性は至善、その本性に還れ…
- 濁は濁にして濁ならず
- 深く蔵して虚の如く、容貌は愚の如し。些事には拙にして真の部分にお…
- 貴の至りなり
- 世を治め事功を遂げるには色々の為すべきことを迅速果敢に為さねばな…
- 人を容れる所以と己を修める所以
- 「躁」はあわただしい、さわがしい。才智英敏の者は、何でも分かって…
- 天すら違わず
- その心を尽くしてその性を知り、これを養いて命を立つ。人の性は至善…
- 死して朽ちざる所以
- 天道は四時違えず、人はこれに則りこれに由る。ここを尽くしてその身…
- 天命の定まる所以
- 天命定まらず、禍乱を為す者は人なり。天はその上に在る者を視て、そ…
- 父母の役割と尽力すべきところ
- 父母の役割は父が敬、母が愛。母の愛は慈悲の至極、その功大にして敬…
- 真の悦びは天下万民これを感ず
- 蕃山曰く、慶は善なり、福なり。善ありて福を得る、是れ真の悦びなり…
- 東洋的民主主義
- 上古は自然なる民主主義といえようか。上古の禅譲は上に立つに相応し…
- 多福を求める所以
- 多福を求める所以は天に在らず。自己の心上を尽くして天に合すが故に…
- 政治を司る者の恥ずべきこと
- 曰く、偉大さとは方向を指し示すことである、と。ここでの“言”とは方…
- 省み尽くして恥じるべきなし
- 人は人によって導かれる。導くに必要なものは言葉ではない。その人間…
- 自ずから畏るべきの威有り
- 古よりこの言あり。易者は占わず、と。人相、手相、数多く存する諸相…
- 憂いの功用と無欲
- 憂いの大なる功用は、そこに至らんと志の発し来るにある。足らざるを…
- 道無くば礼を満たすを恥ず
- 礼を満たすを恥じる所以は何ぞや。曰く、国に道有りて貧しきは恥なり…