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先頭が「ち」の語彙の意味と読み方

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事物を理解し判断するもの。
必ずしも良い意味のみを含む訳ではない。
兼好法師は「伝へて聞き、学びて知るは、真の智に非ず」と云う。
知識に優れるのような意味で用いられる場合には、往々にして表面的な智として称され、取るに足らないもの、功利的であって忌むべきものとして扱われることが多い。
真の智とは孟子の云う「是非の心」が寂然として動かざるが如くにまで長じたものであり、私心に惑うことなく明らかにして全てに通ずるに至った叡智のことを云う。
尚、儒教で五常とされる仁義禮智信の「智」もこの真理に通ずる「智」のことである。

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智に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

智に関する古典の参考

  • 遍く萬物を知りて人道を知らざるは、智と謂ふ可からず。智は煩難の事に遇ふと雖も、其の闇からざるの效を見る可きなり。(劉安:淮南子-主術訓[25.2]
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