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先頭が「ち」の語彙の意味と読み方

中庸(ちゅうよう)

書物としての中庸は四書五経のひとつ。
大学と同じくもとは礼記の一篇で、著者は孔子の孫である子思とされる。
宋の初めに出た程明道・程伊川の兄弟が独立させ、南宋の朱子が朝廷における官学に採用したことから重要な経典の一つとなった。
誠を説き、天人合一の思想を展開し、学び始めの大学、学び納めの中庸といわれる。
思想としての中庸は永遠不変の至徳である。
中は長短どちらでもなく超越している状態であり、庸は永久不変のすべてに通じることを指す。
故に中庸はすべてに通じて和し、限りなく向上発展を遂げる永遠たる道をいい、これを以て孔子は「中庸の徳たるや至れるかな」と述べている。
老子における玄に近い。

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中庸に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

中庸に関する古典の参考

  • 仲尼曰く、君子は中庸し、小人は中庸に反す。君子の中庸たるや、君子よく時中す。小人の中庸たるや、小人よく忌憚する無きなり、と。(戴聖:礼記-中庸[2-3]
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