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先頭が「す」の語彙の意味と読み方

(すう)

数とは複雑微妙な因果関係のこと。
命に存在する法則を数という。
数奇な運命における数はこの数を指す。
数の旧字は「數」で、婁+攴より成る。
婁は女子の髪を高く結いあげた形で、攴は動詞の記号でうつことを示す。
女子の髪をうつと、髪が乱れてばらばらになることから数多い意になる。
説文の攴部に「計なり。攴に従ひ婁を声とす」とある。
計にはいくつもの数をつなぎ集めるという意があり、人の人生というものは複雑微妙な因果関係である数を自らでつなぎ合わせるが故に運命という。
逆に自分でつなぎ合わせずに流されるがままになれば宿命という。

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