語彙辞典

先頭が「そ」の語彙の意味と読み方

曾先之(そうせんし)

南宋末から元初の学者。
字は従野または孟参。生没年は不詳。
廬陵の人。
1265年に科挙に合格して地方官を歴任したが、南宋滅亡後は隠遁して官職に就かず、92歳で没した。
十八史略を編纂したことで有名。
南宋の政治家で南宋滅亡に殉じて忠臣として名高い文天祥と同郷の学友であり、その文天祥から南宋滅亡に当って「願わくば足下斂（おさ）むるに静鈍を以てし、守るに廉朴を以てし、一に平日の如くなれば、則ち天下の奇材、青雲の遠業なり」という手紙を送られたとされる。

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