先頭が「し」の語彙の意味と読み方
春秋
四書五経のひとつで年表風の歴史書。
孔子が編纂したともされるが、現在では春秋という書物は現存しておらず、春秋に注釈を施したものが伝わっている。
注釈書は複数あるが春秋左氏伝が有名。
春秋は歴史書ではあるが、あらゆる事象に通ずる理が内包されているとして、史記を著した司馬遷は「春秋は王道の大なるもので、萬物の散聚は皆春秋に在る。絶世を継ぎ、人のあるべき道を論じ、禮義の大宗とでもいうべきものである(史記・太史公自序)」と語っている。
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春秋に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
春秋に関する古典の参考
- 春秋は是非を弁ず、故に人を治むるに長ず。是の故に禮は以て人を節し、楽は以て和を発し、書は以て事を道ひ、詩は以て意を達し、易は以て化を道ひ、春秋は以て義を道ふ。乱世を撥め、之を正に反す、春秋より近きは莫し。春秋は文に数万を成す、其の指すや数千、万物の散聚は皆な春秋に在り。(司馬遷:史記-列傳[太史公自序][16])
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