このエントリーをはてなブックマークに追加

先頭が「し」の語彙の意味と読み方

(しん)

守って違えざること。
そこに止まるに足る部分。*1
信は人+言で、言は神に誓うことをいい、また神意を尋ねて応答を待つことをいう。
神意の応答を待つ人は、謹み敬して侍する。
その姿があきらかでまことに溢れていれば、神意に適ってこれを受くるに足る。
真心のままに自然にまかせ、窮まり無くしてどこまでもぶ、これを信という。
なお、説文説字の言部には「誠なり、人に従ひ言に従ふ。会意」とあるが、信と誠は少々異なる。
信は応答を受けんとして身を節している状態であり、誠は信が実って神意の応答を受けることが成る状態である(信実)。
つまり誠になるのは信を尽すからであり、故に信はみちと訓じ、ちかしと訓ず。
それを尽せば神意に適って成るもの、それが信である。*2

関連タグ
語彙
思想
漢字解説
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>
  • *1止まるは大学に所謂「至善に止する」の止の如し。
  • *2信はどちらかというとあり方であり、誠はそれを実践して本物であるものである。

関連リンク

敬とは進歩向上の心であり、より高きもの、大いなるもの、偉大なるも…
誠とは言を成すと書くが如く、真実で嘘・偽りのない姿をいう。真実と…



Page Top