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先頭が「し」の語彙の意味と読み方

謝良佐(しゃりょうさ)

北宋の儒者。1050-1103年。
程明道、程伊川の門人で高弟四人の一人。

辞典

名は良佐、字は顕道、楚国上蔡の人なり。
程子の門人多き中に、秀でたる四人の一人にして、論語説を著す。
本伝は宋史道学伝第二に載す、又た伊洛淵源録・言行録等にも載す。
*久保天随著「漢文叢書第1冊」31/600

字は顕道、宋の上蔡の人、程子に従い学ぶ。
記問きもん該贍がいせん、人に対し前史を称するに、一字をたがえざるに至る。
程頤ていいと別れること一年にして来り見ゆ。
その進む所を問えば、曰く、
ただ一のきょうの字を去しのみ、と。*1
頤、その善く学ぶを嘆じ、朱光庭に謂って曰く、
是の子、力学切問して近思する者なり、と。
著すところ論語説あり。
*簡野道明編「故事成語大辞典」293/1009

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語句解説

記問(きもん)
古書を暗記してそれに応答できるだけの学問。
該贍(がいせん)
十分に足ること。
程伊川(ていいせん)
程伊川。北宋時代の人。兄の程明道とともに二程子と尊称される。窮理によって天理に帰すべしという思想を展開し、後に朱子学の根幹となった。
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  • *1矜はおごる、ほこる、たっとぶ意がある

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