先頭が「し」の語彙の意味と読み方
雌伏
人の下に従がうこと。
また、世を退いて隠れること。
雌鳥がおとなしくじっと伏していることから。
なお、一般的には「将来の活躍を期しながら力を養い機が熟すまで忍んで我慢する」ことをいうが、出典の中では雌伏自体にそのような意味は含まれていない。
出典は後漢書の張温伝。
郡守の補佐役をしていた張温は、その職務に飽き足らずに「どうして雌伏したままでいられよう」と嘆じて官を棄てた故事から。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」張温伝
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |
雌伏に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
雌伏に関する古典の参考
- 温、歎じて曰く、大丈夫当に雄飛すべし、安んぞ能く雌伏せん、と。遂に官を棄てて去る。(范曄:後漢書-列傳[宣張二王杜郭吳承鄭趙列傳][48])
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |