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先頭が「し」の語彙の意味と読み方

折伏(しゃくぶく)

真っ向から正法を説いて人々を導くこと。
ただし、相手の主張や行為を論破して導くことではない。
正法に縁させることこそが第一であり、たとえ迫害を受けたとしても、それもまた縁がなっている証であるとする。
日蓮が末世における衆生教化の方法として重要視したことで有名。
日蓮は「折伏を前とす。常不軽品じょうふきょうぼんの如し」と云う。
常不軽は迫害を受けても憤怒せずに礼拝行を続けて成仏した僧侶のことで、常不軽を迫害した人々は罪深き自分に苦しみ進退に窮し法華経へと転入、結果的に迫害が法華経への縁となり懺悔滅罪が成ったとされる。
摂受と対比されることが多いが、その根本は一である。

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語彙
仏教
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摂受
心を寛大にして、その主張や行為を受け入れながら導くこと。仏教にお…



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