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先頭が「し」の語彙の意味と読み方

七難(しちなん)

多くの禍のもと。
仏教において七種類の災難をいう。
経典によって異なるが、観音経においては大火の難、大水の難、羅刹難(風難)、刀杖難とうじょうなん、悪鬼難、枷鎖難かさなん、怨賊難の七つ。
これは例えであり、それぞれの難に言及するその根本には人の欲望や煩悩を戒め、それを解脱することの意義を諭すものとされる。
一例を挙げれば以下のようにとれるとされる。
大火の難はあらゆる欲が発する難。
大水の難は欲に溺れることによる難。
羅刹難(風難)は欲に流されることによる難。
刀杖難は己を信じきれぬことによる難。
悪鬼難は欲の流入による難。
枷鎖難は欲に捉われることによる難。
怨賊難は欲を畏れることによる難。

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仏教
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