先頭が「し」の語彙の意味と読み方
自反
自らに反(かえ)る。
即ち、自らの心に反る。
真に自分の心を致して本当の自己を徹見し、自得することを指す。
西郷隆盛は「己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」と云う。
何か自らの心に反するものがあれば、他に求めることなく自分自身に反る。
全てのことは人によるのではなく、自らの至らなさにあるとする。
そこには批判などというものは存在せず、あらゆる事象を自己へと帰す。
自反とはその人格の陶冶における要義なのである。
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自反に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
自反に関する古典の参考
- 孟子曰く、此に人有り、其の我を待つに横逆を以てすれば、則ち君子必ず自ら反するなり。(孟子:孟子-離婁下[28])
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