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先頭が「し」の語彙の意味と読み方

宿命(しゅくめい)

宿命とは固定的な命のことである。
男女の別、生年月日などを宿命という。
これらは人にとってはどうにもできない命である。
また、人が自分の人生を予定されたコースと解せば、その人の人生は宿命となってしまう。
本来は自らで運ぶことが可能である命でさえも、人間のあり方次第では宿命となるのである。
⇔運命。

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エピソード

中国の明代の哲人、袁了凡は人相見から己の人生を占われ、それがことごとく当った為に人の生というものは自分ではどうにもできないのだという人生観に陥った。
いわゆる宿命観である。
だが、雲谷禅師に「そんなものは運命ではない。真の運命とは自ら立てるものである。それは自己に徹し自己に赴かなければならない」と説かれ、一転、自発的修行を行った。
すると、今までずっと当り続けてきた占いがことごとく外れるようになった。
袁了凡は宿命を信じた半生を悔い、立命の存在を知った後は自らの努力・実践で自らの人生を変えていったという。

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