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先頭が「せ」の語彙の意味と読み方

性悪説(せいあくせつ)

人の本性は欲望的存在であり、修養によって善に及び聖人に至るとする思想。
荀子が主張した。
荀子の性悪篇には「人の性は悪、その善なる者は偽なり」とある。
性悪説では人の本性は利欲に惑いやすいものであり、利欲に惑いやすい人間を、社会自体が制度によって導く必要があると唱える。
孟子の性善説と対比される。

出典・参考・引用
「荀子」性悪篇
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性悪説に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

性悪説に関する古典の参考

  • 人の性は悪、其の善なる者は偽なり。人の性に従ひ、人の情に順へば、必ず争奪に出で、犯分乱理に合して暴に帰す。此れを用ひて之を観れば、然らば則ち人の性の悪なること明らかなり。(荀子:荀子-性惡[1-2]
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