先頭が「せ」の語彙の意味と読み方
千頃の陂
とてつもなく大きな湖のこと。
頃は面積の単位で百畝を一頃とし、千頃で田畑のとても広い様を示す。
また、陂はつつみ、ため池のこと。
説文には「阪なり。一に曰く池なり」とある。
皮を形声とし、
皮は獣皮を手で剥ぎ取る形の象形文字で、起伏してうちつづくものという意がある。
これに土がついて「坡」となり、傾斜した池のことになる。
十八史略の東漢に袁閬(奉高)と黄憲(叔度)の人となりを例えて登場する。
- 出典・参考・引用
- 曾先之「十八史略」東漢
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千頃の陂に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
千頃の陂に関する古典の参考
- 曰く、叔度は汪汪として、千頃の陂の若し。之を澄ませども清まず、之を撓せども濁らず、量る可からざるなり、と。(曾先之:十八史略-東漢[孝安皇帝][黄憲])