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先頭が「せ」の語彙の意味と読み方

性善説(せいぜんせつ)

孟子の人の本性、即ち、生まれながらの心は善であるという思想。
四端の心の存在を説き、自らが修養することによって具現化し聖人へ至るとした。
孟子の告子章句上には「人性の善なるや、猶ほ水の下に就きたるなり」とあり、水に例えて、水が下へ下へと自然に流れるように人の性もまた自然なれば善であると説く。
性善説は荀子の性悪説と対比される。

出典・参考・引用
「孟子」告子章句上
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性善説に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

性善説に関する古典の参考

  • 人の性の善なるは、猶ほ水の下に就ふがごときなり。人に善ならざる有る無く、水に下らざる有る無し。(孟子:孟子-告子上[1-2]
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