先頭が「さ」の語彙の意味と読み方
悟
さとる、めざめる、しる。
心の迷いを去って、清浄を守ること。
ものに逆らい抵抗し、そしてそれを知る。
本当に知ればこれを解脱するに至る、故に仏教では至れし者を悟るという。
なお、悟るのは去るべきものがあるからであり、最初から至っておれば悟るすらも無く、最初から自然のままである。
悟は心+吾。
説文解字の心部には「覚るなり。心に従ひ吾を声とす」とある。
吾の五は
よって、吾は口をかる、余計なことを言わぬこと、余計な物を食わぬこと、つまり口をつつしむこと。
また、別説では吾の五は木を交錯させて器に蓋をするものであり、口は祈りを収めた器の形であるとして、器を固く蓋して守る意とする。
いずれにしてもつつしみ守る意であるから、これに心が付けば、心をつつしみ守ってゆくことになる。
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