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先頭が「お」の語彙の意味と読み方

欧陽脩(おうようしゅう)

北宋の時代の政治家。1007-1072年。
唐宋八大家のひとりで詩人、文学者、歴史学者としても名を成す。
君子と小人を弁ずる朋党論を著した。
詩の評論形式の一つである「詩話」を初めて書いたともされる。
貧しい家庭の生まれで4歳のときに父と死別する。
24歳で科挙に合格。
1036年、宰相の呂夷簡に抗論した范仲淹を弁護して左遷される。
その後、数年間の地方勤務を経て諌官となるも1045年に再び左遷。
数年の後に再び中央に復帰すると1061年には参知政事(副宰相)となるなど順調に過ごす。
欧陽脩は王安石の新法に理解を示していたが、実際に新法が実行されると青苗法に反対するなどして反対派の一人となり、そのまま引退した。
晩年は潁州に隠棲して悠々自適の生活を送ったという。

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エピソード

欧陽脩は朋党論を記して呂夷簡に左遷させられたが、呂夷簡の子の賢を聞いて推薦するなど私というものがなかった。

欧陽脩は学問好きで人間関係にきわめて淡白であり「道を学ぶこと三十年、得る所の者は、平生、怨悪無きのみ」と言っている。

蘇東坡は欧陽脩を「天下翕然きゅうぜんとしてこれを師尊す」と評した。

語句解説

翕然(きゅうぜん)
鳥が集まり飛ぶこと。多く集まること。また、集まってぴったりと一致する様。
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