先頭が「も」の語彙の意味と読み方
蒙求
全三巻、李瀚の撰。
経史から歴史人物の逸話行跡を集約抜粋して編纂された書。
四字句押韻の対語で596句が収められ、朗誦の便が図られている。
蒙求の書名は易経蒙卦の「童蒙求我」から採られたといい、年少者啓蒙の書として親しまれた。
日本には平安時代に伝えられ、盛んに朗唱されたため「勧学院の雀は蒙求をさえずる」とまで言われたという。
なお、本文は標題の如き対語の部分であり、それに続く文は注釈である。
注釈は李瀚の古注と徐子光が増補した補注があり、多くは徐子光の補注が用いられている。
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語句解説
- 童蒙(どうもう)
- 幼少で道理にくらい者。童子の蒙昧にして明らかでないこと。
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