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先頭が「こ」の語彙の意味と読み方

黄老思想(こうろうしそう)

黄老思想とは中国の前漢の初めに流行した思想。
黄帝を始祖とする。
黄帝と老子への崇拝が融合して成ったとされる。
その根本は無為自然であり、鷹揚として細かいことにはこだわらず、意識にのぼることなく自然と化することにある。
老子は「道が廃れるから仁義が存し、国が乱れるから忠臣というものが存する」という。
無為自然であれば全てはあるがままで無なのである。
尚、史記には韓非などを挙げて黄老思想が本となって法家思想が展じたと記されている。
法家の思想と黄老思想は根本義においては相容れ難いが、法家の無為によって人心掌握を得る「術」と人が立脚してなすべき道を明らかに定める「法」は、あまりに功利的で作為的ではあるが、その出発点が異なるとも言えない。

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