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先頭が「か」の語彙の意味と読み方

学問(がくもん)

一般的な学問は知識を得ること。
歴史の知識を得ること、数学の知識を得ることなど。
ただ、知識を得るだけの学問を「学」ではなく「芸」といって区別する場合もある。
この場合、真実の意味における学問は「自らが自らに、人としてのあり方」を問うことになる。
自らを修め、信じる所を明らかにしていく、所謂、人間修養の実践をいう。
単に知識を得ることを自らの上に積み重ねてゆくことだとすれば、この場合の学問は自らが内から広がっていくことを旨とする。
本当の学問は心相一如であり、礼記は学を「修蔵息遊」としている。

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学問に関する出典・逸話・訳・書き下し文

注釈関係

古典関係の書籍から抽出

  • 古昔は、徳行を以て学問とす。故に学既に成就して、道徳自然に建立す。後来は徳行を以て徳行とし、学問を以て学問とす。故に既に学んで、而して後に徳行を修めて其の意にそふ故に、毎々文学勝って徳行及ばざるの患あり。(伊藤仁斎(維禎)述、佐藤正範校「論語古義」20/223 - 伊藤仁斎)
  • 人の学を為す、君子たらんことを学ぶのみ。(久保天随著「漢文叢書第1冊」32/600 - 存義)
  • 学を好むとは、心を学に一にして其の他を知らず、身を学に終りて、惟れ日も足らずとするを謂ふ、是れなり。(久保天随著「漢文叢書第1冊」61/600 - 講述)
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