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先頭が「へ」の語彙の意味と読み方

便宜(べんぎ)

物事を行うのに都合のよいこと。
勝手がよいこと。
便すなはち宜しい。
また、便宜を図るは相手がやりやすいようにすること。
便は説文説字の人部に「安んずるなり。人に不便有り、之をあらたむ。人と更に従ふ」とあり、安らかにすること。
宜は古くは「宀+多+一」と書かれ、また宐とも書かれる。
宐は説文解字の宀部に「安んずる所なり。宀の下、一の上に従ふ。多の省声なり」とあるように、便と同じく安んずること。
多は肉の多きを示すから、これを宀の下に供えるを以て神意の宜しきを得るのであろう。

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