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先頭が「は」の語彙の意味と読み方

覇道(はどう)

覇者たるの道。
権力・武力による統治方法。
治世の道は主に王道と覇道に区別され、覇道は力で以って人を治め統治していくことをいう。
覇は雨+革+月。
原字は霸で、説文説字の月部に「月始めて生ず、霸然はくぜんなり。大月を承けて二日、小月を承けて三日。月に従ひ、を声とす。周書に曰く、哉生霸さいせいは」とある。
哉生霸とは、はじめて覇を生ずで、月が光をもち始める時節のこと。
新月や残月のほんのりの輝く月光の白さのことをいうが、本来は雨にさらされたしかばねが青白く残る様を示し、月の光がそれに近いことから月が加えられたとされる。
覇者や覇道に用いられる覇は伯の通用とされるが、一人の英傑の下には多数の骸骨があることを思えば、本来の覇の義からも通ずるものであろう。

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覇道に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

覇道に関する古典の参考

  • 力を以て仁を假る者は覇たり、覇は必ず大国を有つ。力を以て人を服する者は、心服に非ざるなり、力贍らざればなり。(孟子:孟子-公孫丑上[3]
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関連リンク

王道
中国儒学において理想とされる統治方法。力ではなく徳により人を治め…


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