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先頭が「は」の語彙の意味と読み方

万物一体の仁(ばんぶついったいのじん)

人も含めて万物は根本が同じであり、自他一体とみなす思想。
王陽明は、良知とは天下万物をもって一体のものとする「仁」の心であると説いた。
孔子より連綿と続く「仁」の思想の真義は「善を善とし、悪を悪とし、その上で全てを包容して化育を遂げる」ことにある。
真の善悪を知るのは良知、即ち素のままの心であり、これは善なれば必ず善、悪なれば必ず悪であるからこれを無善無悪という。
無とはかたち無くしてすべてと有るものである。
善悪も無いし自他も無い、真の無なるが故に、すべてと合して一となり(万物一体)、すべてに無限の広がり(仁)をみせるのである。

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万物一体の仁に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

万物一体の仁に関する古典の参考

  • 聖人之を憂ふる有り。是を以て其の天地万物一体の仁を推して以て天下を教へ、之をして皆な以て其の私に克ち、其の蔽を去り、以て其の心の體の同然に復らしむる有り。(王陽明:伝習録-伝習録中[142.1]
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