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エピクテトス

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提要[20]

之を思え、汝を誹謗する者や虐待する者が汝を悩ますのではなくして、之が恥辱であるといふ汝の念想が、汝を悩ますのである。
誰かが汝を怒らせば、是は只だ汝自身の念想が汝を怒らすのである。
故に汝はその当座念想から決して駆られぬよう特に之を努めなければならぬ。
後になって熟考の時間を有するに至らば、汝はたしかに己を制することが出来よう。

出典・参考・引用
カ-ル・ヒルティ著・平田元吉訳「幸福」41/190,エピクテ-ト著・斎木仙酔(延次郎)訳「修養訓」29/105
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