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エピクテトス

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提要[15]

之を念え、汝は世に処するに、宴会に臨む如くに振舞はなければならぬ。
食物が回され、汝の所に来たら、汝は手を延ばし、此から適度の分量を取る。
然し汝の嗜好する物が先づ初めに来なかったら、汝は是を乞ふことをせないで、之が来るまで俟って居る。
妻子や富貴栄達に関しても同様に行動せよ。
然らば汝は他日神の貴賓となるであろう。
然し、若し汝に出された物に手を出さず、冷淡に之を通過せしめば、汝は神の客たるのみならず、神と勢力に於いて均しきものである。
ディオゲーネス、ヘラクライトス及び之に類似の人々は、斯様な行動に依って神々しきと称せられたが、決して溢美ではない。

出典・参考・引用
カ-ル・ヒルティ著・平田元吉訳「幸福」39/190
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