1. エピクテトス >
  2. 提要 >
  3. 4
  4. 5
  5. 6
  6. 7
  7. 8
  8. 9
  9. 10
  10. 11
  11. 12
  12. 13
  13. 14
  14. 15
  15. 16
  16. 17
  17. 18
  18. 19
  19. 20
  20. 21
  21. 22
  22. 23
  23. 24

エピクテトス

このエントリーをはてなブックマークに追加

提要[14]

汝じ若し汝の妻子朋友が永久に生活せんことを欲せば、汝は愚人である。
是れ汝が力の及ばざるものを力の及ぶものたらんことを欲し、汝の有にあらざるものを汝の有にせんと欲するからである。
汝は汝の児が過なからんと欲するは、是れ同じく愚である。
是れ汝は過が過たらずして、何か他のものであるを欲するからである。
之に反して汝は汝が出来るもののみを為さば、是れ汝が毫も過たぬという汝の目的を達するものである。
自分が欲するものは之を得、欲せざるものは之を避くることの出来る人は、是れ事物の主というべきである。
誰でも自由であらんことを欲する者は、他のものの力にあることを欲してはならぬ、また恐れてはならぬ。
然らずば彼は此の他者の奴隷である。

出典・参考・引用
カ-ル・ヒルティ著・平田元吉訳「幸福」39/190
関連タグ
エピクテトス
提要
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

エピクテトス
ローマ期の哲学者。生没年は55-135年とされるが、50-138年という記述…



Page Top