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礼記-禮器[2]

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原文

先王之立禮也。有本有文。忠信禮之本也。義理禮之文也。無本不立。無文不行。

書き下し文

先王の禮を立つるや、本有り文有り。
忠信は禮の本なり、義理は禮の文なり。
本無くんば立たず、文無くんば行かず。

現代語訳・抄訳

古の聖王が禮を立てるや、必ず本が有り、文が有る。
忠信は禮の本であり、義理は禮の文である。
本が無ければ立つことなく、文が無ければ行われないのである。

出典・参考・引用
塚本哲三著「漢文叢書第17」135/360
関連タグ
礼記
戴聖
古典
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備考・解説

本は根本、木の根のあるが如し。
文は節文、筋道、節度。
木の枝葉茂るに幹より発するが如し。
根がなければ生育せず、幹がなければ顕れず、根幹有りて初めて長ず。
人においても然り。

忠は中の心、信は敬慎する心、義は良心の発露、理は天下の大節。
禮と理は何か似た感覚がある。
義理の端が禮に顕れる故であろうか。

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