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酔古堂剣掃-醒部[86]

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原文

名茶美酒。自有眞味。好事者投香物佐之。反以為佳。此與高人韵士。悞堕塵網中何異。

書き下し文

名茶めいさ美酒びしゅ、自ずから真味有り。
好事者こうずしゃ香物こうぶつ投じて之をたすけ、かへりて以てと為す。
此れ高人こうじん韻士いんし、誤りて塵網じんもう中に墜つると何ぞ異ならん。

現代語訳・抄訳

名茶や美酒には自ずから真味あり。
物好きな人、香の物を投じてこれを助け、却って最善となす。
これ人格高尚なる人や、風流なる人の、誤りて俗世に墜ちると何の違いがあるだろうか。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」28/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」27/385
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