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酔古堂剣掃-醒部[76]

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原文

能受善言。如市人求利。寸積銖累。自成富翁。

書き下し文

能く善言を受くること、市人しじんの利を求むるが如く、寸積すんせき銖累しゅるいせば、自ずから富翁ふおうと成らん。

現代語訳・抄訳

人から善言を受けること、商売人の利益を求めるが如く、わずかなものでも着実に積み重ねてゆけば、自然と心豊かに老熟するであろう。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」26/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」25/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

銖累(しゅるい)
少しずつ重ねていくこと。銖は重さの単位でわずかな量。
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