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酔古堂剣掃-醒部[70]
原文
蒲柳之姿。望秋而零。松柏之質。經霜彌茂。
書き下し文
蒲柳の姿は、秋を望んで零ち、松柏の質は、霜を経て彌茂し。
現代語訳・抄訳
蒲柳の如きは秋を迎えて零落凋傷す。
松柏の如きは霜雪を経るもいよいよ青々たり。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」26/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」24/385
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- 古典
備考・解説
蒲はがまやしょうぶの類(水草)。
霜は苦難苦境に例える。
語句解説
- 零落(れいらく)
- おちぶれること。さびれること。
- 凋傷(ちょうしょう)
- しぼみ衰えること。凋はしわが生ずることをいう。
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