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酔古堂剣掃-醒部[68]

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原文

清福上帝所吝。而習忙可以銷福。清名上帝所忌。而得謗可以銷名。

書き下し文

清福せいふく上帝じょうていおしむ所、而してぼうに習へば以て福をす可し。
清名せいめいは上帝の忌む所、而してそしりを得ば以て名をす可し。

現代語訳・抄訳

清福せいふくは天の大事とするところである。
故にもしも心をうしなって望むようになれば、福をすぐに消してしまう。
清名せいめいは天の敬意するところである。
故に少しでも汚れるところがあれば、名をすぐに消してしまう。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」25/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」23/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

清福は拘らずして全し。
故にこれを求めば清ならず。
自然に来るところを甘受して、ただ己を尽すべし。
清名は世に顕れずして全し。
故に毀誉褒貶、いずれが生じても清ならず。
真の大才、大功は無名、名を求める者は真の名を知らず。

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