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酔古堂剣掃-醒部[62]

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原文

俠之一字。昔以之加意氣。今以之加揮霍。只在氣魄氣骨之分。

書き下し文

きょうの一字、昔は之を以て意気に加へ、今は之を以て揮霍きかくに加ふ。
只だ気魄きはく気骨の分に在るのみ。

現代語訳・抄訳

侠の一字、昔はこれを意気に加え、今はこれを外面に加える。
本当はただ、気魄きはく気骨がどれだけあるかなのだ。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」25/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」22/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

侠は任侠の侠。
本来は単なる無頼の徒ではなく、こころよいものを侠という。
形を真似しただけの中身が無い者や、勢いがあるだけの者には用いない。

語句解説

揮霍(きかく)
勢いよく激しく動かすこと。勢いが激しい様。金品をむだづかいすること。揮は手を動かす意、霍は飛ぶ音をいい、はやい意がある。
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