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酔古堂剣掃-醒部[59]
原文
積丘山之善。尚未為君子。貪絲毫之利。便陷于小人。
書き下し文
丘山の善を積むも、尚ほ未だ君子と為さず。
糸毫の利を貪れば、便ち小人に陥つ。
現代語訳・抄訳
丘や山に達する程の善を積むも、未だ君子と為すには足らず。
糸や毛の如き僅かな利欲を貪れば、たちまち小人に落つ。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」24/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」21/385
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語句解説
- 糸毫(しごう)
- ごくわずかなこと。毫は豪と通じて獣毛の意があり、極めて細い意味をもつ。
関連リンク
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