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酔古堂剣掃-醒部[55]

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原文

安詳是處事第一法。謙退是保身第一法。涵容是處人第一法。洒脱是養心第一法。

書き下し文

安詳あんしょうは是れ事を処するの第一法。
謙退けんたいは是れ身を保つの第一法。
涵容かんようは是れ人を処するの第一法。
洒脱しゃだつは是れ心を養ふの第一法。

現代語訳・抄訳

余裕を存するはこれ事を処するの第一法。
貪らざるはこれ身を保つの第一法。
寛容なるはこれ人を処するの第一法。
拘泥せざるはこれ心を養うの第一法。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」24/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」20/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

安詳(あんじょう)
ゆったりとして落ち着いている様子。註には「その出定の貌、安穏詳密なるをいう」とある。
謙退(けんたい)
控えめなこと。人に譲ること。高ぶらないこと。
涵容(かんよう)
寛容。涵は深くひたす意、深くものを含む意がある。
洒脱(しゃだつ)
洒落。さっぱりしていること。こだわらないこと。
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