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酔古堂剣掃-醒部[52]

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原文

輕財足以聚人。律己足以服人。量寛足以得人。身先足以率人。

書き下し文

財を軽んずれば以て人をあつむるに足り、己を律すれば以て人を服するに足り、りょうかんなれば以て人を得るに足り、身さきんずれば以て人を率ひるに足る。

現代語訳・抄訳

財貨を軽んずれば以て人を集めるに足り、自己を律すれば以て人を服するに足り、度量が寛大なれば以て人を得るに足り、自ら率先すれば人を率いるに足る。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」24/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」20/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

功利の交わりは久しからず、自己を以て世を照らさば共鳴者の出でざるは無し。
礼儀廉恥は以て己を律すべし、以て人を正すべからず。
将に将たらざれば人を得ず、器に過ぎざる者は大才器を容るに足らず。
自己を示して人を導くは順にして、人に求むるは逆なり。

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