酔古堂剣掃-醒部[51]
原文
留七分正經以度生。留三分痴呆以防死。
書き下し文
七分の
現代語訳・抄訳
七分ばかりの正しき道を留めて以てその生を尽くし、三分ばかりの余裕を留めて以てその死を超ゆ。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」24/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」19/385
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備考・解説
節を持すると共に余裕を存することの大事をいう。
程伊川、行住坐臥に則を失わず、ある人その労苦を歎ず。
伊川曰く、「我は日に安地を踏むに過ぎず。人は日に危地を踏んで知らず」と。
真に正道ならば十分を尽すも、肩の凝るものには非ざることを知るべし。
七分三分は言葉の綾に過ぎず。
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関連リンク
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