東洋・西洋の古典書籍

酔古堂剣掃-醒部[49]

原文

多讀両句書。少説一句話。讀得両行書。説得幾句話。

書き下し文

多く両句（りょうく）の書を読みて、少しく一句の話を説き、両行（りょうぎょう）の書を読み得て、幾句（きく）の話を説き得（う）。

出典・参考・引用

塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」23/315,笹川臨風（種郎）校「酔古堂剣掃訳註」19/385

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酔古堂剣掃

陸紹珩

古典

備考・解説

意味不詳。
一句話はひとこと、ワンフレーズ。
幾句話は短い言葉。
両行は両列。「竹簡一枚を得たり。上に両行の科斗書（古代文字の書）あり」（晋書・束晳伝）。
幅広の簡で幅を二倍にして二行書けるようにした簡を両行と呼ぶ。