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酔古堂剣掃-醒部[47]

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原文

世人破綻處。多從周旋處見。指摘處。多從愛護處見。艱難處。多從貪戀處見。

書き下し文

世人せじん、破綻の処は、多く周旋しゅうせんの処よりあらはれ、指摘の処は、多く愛護の処よりあらはれ、艱難の処は、多く貪恋たんれんの処よりあらはる。

現代語訳・抄訳

世の人々、破綻のところは多くその振る舞いから生じ、過誤のところは多くその執着から生じ、艱難のところは多くその欲心窮まり無きところから生ず。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」23/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」18/385
関連タグ
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古典
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語句解説

周旋(しゅうせん)
ぐるぐるめぐること。立ち居振る舞い。間にはいって取り持つこと。
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