酔古堂剣掃-醒部[40]
原文
感慨之極。轉生嬉笑。舞踏之極。轉生歔欷。
書き下し文
感慨の極は、転じて
現代語訳・抄訳
感慨の極みは、転じて屈託なき笑いを生じ、歓喜の極みは、転じて声なき涙を生ず。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」22/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」17/385
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備考・解説
舞踏の極は所謂、「手の舞い足を踏むを知らざるの心」であろう。
即ち、表現し難いほどの嬉しき状態である。
なお、欷は「虚+希」となっている書もある。