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酔古堂剣掃-醒部[39]

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原文

惜寸陰者。乃有凌轢千古之志。憐微才者。乃有馳驅豪傑之心。

書き下し文

寸陰すんいんを惜しむ者は、乃ち千古を凌轢りょうれきするの志有り。
微才びさいを憐れむ者は、乃ち豪傑を馳駆ちくするの心有り。

現代語訳・抄訳

時間を惜みて励む者は、千古に卓越せんとの大志あり。
微才を憐れみ容るる者は、将に将たるの心あり。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」22/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」17/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

凌轢(りょうれき)
しのぎせめぐこと。あなどりさげすむこと。ふみにじること。
馳駆(ちく)
奔走。走りまわる。ほしいままにする。使役する。
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