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酔古堂剣掃-醒部[18]

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原文

澹泊之士。必為穠艶者所疑。憸飭之人。必為放肆者所忌。

書き下し文

澹泊たんぱくの士は、必ず穠艶じょうえん者のために疑はれ、倹飭けんちょくの人は、必ず放肆ほうし者のためにまる。

現代語訳・抄訳

あっさりして無欲な者は必ず栄華を欲する者に疑われ、節操を持する者は必ず驕り高ぶる者の忌むところとなる。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」19/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」12/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

穠艶(じょうえん)
満ち足りた状態。富貴。穠(じょう)は花木の盛んな状態をいう。
倹飭(けんちょく)
節操を持して律すること。倹は恭倹の意があり、飭は整え清める意がある。
放肆(ほうし)
勝手気ままな様。
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