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酔古堂剣掃-醒部[4]

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原文

花繁柳密處撥得聞。纔是手段。風狂雨急時立得定。方見脚根。

書き下し文

しげく柳みつなる処、はつし得て開けば、わづかに是れ手段なり。
くるひ雨きゅうなる時、立ち得て定まれば、まさ脚根きゃくこんを見る。

現代語訳・抄訳

花咲き誇り、柳の満つる所、驕ることなく推し開けば、わずかにこれ処するに足る。
風吹き荒み、雨の激しき時、惑うことなく見定めれば、まさに為すべきところを知る。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」17/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」8/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

脚根は注釈に「足元、立脚地という如き意」とある。
花と柳は順風満帆の時、風と雨は逆境の時をいう。

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