1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 97
  5. 98
  6. 99
  7. 100
  8. 101
  9. 102
  10. 103
  11. 104
  12. 105
  13. 106
  14. 107
  15. 108

酔古堂剣掃-法部[107]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

老成人。必典必則。半歩可規。氣悶人。不吐不茹。一時難對。

書き下し文

老成ろうせいの人は、必ずてんあり必ずのりあり、半歩はんぽす可し。
もだゆるの人は、吐かずくらはず、一時も対し難し。

現代語訳・抄訳

老熟して達せし人には必ず常訓とするところあり、必ず則法とするところあり、ほんのわずかなことでもこれを手本とすべし。
心定まらずして悶々たる人は、吐くこともできず食らうこともできず、少しの間でも対するに足らず。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」215/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」345/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

吐かずくらはずは注釈に「柔ならず剛ならず進取の気象なきをいう」とある。
要はどうしようもないものであるから、進んで取るには足らないということであろう。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top