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酔古堂剣掃-法部[105]

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原文

衣垢不湔。器缺不補。對人猶有慚色。行垢不湔。徳缺不補。對天豈無愧心。

書き下し文

あかつきてあらはず、けて補はず、人に対して猶ほ慚色ざんしょく有り。
ぎょうあかつきてあらはず、徳けて補はず、天に対して愧心きしんなからんや。

現代語訳・抄訳

衣服に垢がついて洗わず、器物を欠損して補わざれば、人に対して恥ずる有り。
行い正しからざるに改めず、徳量足らざるに修養せざれば、天に対してどうして恥じぬことがあろうか。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」215/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」345/385
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酔古堂剣掃
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古典
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備考・解説

慚色、愧心ともに恥じる心をいう。
多く人は外見を飾るばかりで内を知らず。
己の足らざるを恥じ、理想に邁進するは志を抱く者の常である。
故に孟子曰く「令聞広誉身に施す、人の文繍を願はざる所以なり」と。

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