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酔古堂剣掃-法部[101]

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原文

入心處。咫尺玄門。得意時。千古快事。

書き下し文

入心にゅうしんの処は、咫尺しせき玄門げんもんなり。
得意の時は、千古せんこの快事なり。

現代語訳・抄訳

本当に心に入れば、どのような近いところでも玄門となる。
絶頂とならば、何にも勝る快事なり。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」214/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」344/385
関連タグ
酔古堂剣掃
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古典
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備考・解説

玄門の玄は「幽玄」「玄妙」などと用いられるように計り知れないところ、尋常ならざるところ。
その門であるから、真に至るの入り口といったところであろう。
孟子曰く「道は近きにあり、これを遠きに求む。事は易きにあり、これを難きに求む」と。
治国平天下も身家より始むは古聖賢の教えである。
自らの心を満たすに至れば、これに勝るものはなし。

語句解説

咫尺(しせき)
わずかな距離。きわめて近いこと。咫は八寸で、転じて近いことをいう。
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